1.熟考自己完結型
何か良いことを言おう(褒めよう)などと考えて自分の頭の中で勝手にストーリーを進行させてしまい、肝心な事が事前に言われていないために起こる失言
症例1 アルバイト後の玄関での一言
それはある冬の日のこと、一日の診療が終わった私は職員玄関へ。玄関には靴が並んでいましたがその中にひときわ細長いブーツがありました。『よくこんな細いブーツ履けるなぁ』と思ったところへスタッフがやってきて、そのブーツを履こうとしますがなかなか履く事が出来ません。そこで一言。
「そのブーツすっごいきつそうだね」
なにげに顔を上げた瞬間私の前には、彼女のムッとした表情が・・・
『まっ、まずい』やっと失言に気づいた私はすかさずフォロー。
「いや、そういう意味じゃなくて
ふくらはぎ太いのに良くそんなの入るなって」
意味:ふくらはぎの部分が全く太くなってないブーツを履けるなんてよっぽど足が細いんだねー。
もうだめだ
初期消火にガソリンを投入した私は、気まずくなったまま同じエレベータに乗ったのでした。
2.連鎖反応型
相手の言葉につられてつい出てしまう失言。例えばお店で「おひとりさまですか?」「はい、おひとりさまです。」など。
症例2 テニススクールでの一コマ
私は休日にテニスをしておりますが、そのレッスン中での事。私の強打したボールが女性の腹部に・・・。
「すみません。だいじょうぶですか?」
「ええ、大丈夫です。わたし脂肪が厚いから。」
『そんな事ありませんよ。お腹本当に大丈夫ですか』と言おうとして出た言葉が
「大丈夫ですか、脂肪。」
まずいっ、と思いつつも浮かぶ言葉は脂肪のみ。
「脂肪・・・脂肪・・・脂肪・・・」とつぶやいた後、ひらめいた言葉が。
キターッ!
その言葉は
「大丈夫ですか、内臓。」
わかるかぁ、そんなこと。
注:若干ふっくらした女性でしたが太っている訳ではありませんでした。
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