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毒舌歯科医の診療室
診療時間の多くを会話に割いてもまだ話足りない男(毒舌らしい)のひとりごと。

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医療不信について

皆さんは、ドラマで放送していた「医龍」をご存知でしょうか?
先日、私は恥ずかしながら「医龍」を大人買いしに書店にいきました。ところが、財布を見た瞬間

!!!!!

大人になれませんでした。

ところでこの大人買い、インターネットで調べてみると「低価格商品を豊かな経済力で大量購入すること。(日本語俗語辞典より)」だそうです。

しかしいくらお金があるとはいえ、欲しい物を我慢できずに一括で買ってしまうような人が「大人」といえるのでしょうか?
負け犬の遠吠えはこの位にして、今日はこのような本やテレビがもとで高まって来たと思われる医療不信について述べてみたいと思います。

私はひばりが丘での2年半の間、患者さんが医療に対して不信感を抱いているなという感触をうけることがありませんでした。それに対し現在の診療所では患者さんの口から直に聞くこともあり、この問題が患者さんと私たち(歯科)医師にとって、もはや避けることの出来ない位、悪化していることに気がつきました。

「患者がどのように考えようと(歯科)医師側がしっかりと治療して治してくれれば問題ないのでは」と、お感じになる方もいらっしゃることでしょう。残念ながら、人間はロボットと違いそう簡単にはいかないのです。

例えばこんなお話を1つ。
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こちらの薬はこの分野で世界一と言われる先生が、あなたの症状に合わせて処方してくれたもので、世界中で一年間にわずか5gしか精製されない大変貴重な成分を含んでいるんですよ。
----------------------------------------------------------------------
などといわれたら、多少の病気であれば、たとえその中身がでんぷんであったとしても治るだろうと思います。

要するに、自分の体は自分で治すものだということです。私たちの仕事は、体が自力で治そうとしているその背中を押したり、治す過程で障害となっている物を取り除くことなのです。

先日見たテレビで芸能人が50カ所以上の病院をさまよったというお話をしていました。最終的にはインターネットで自ら病名を判断し、その病気に対する権威と呼ばれるところに通って治したようです。

このテレビを見て疑問に思った点は
1. 治らないと病院を代えていたようですが、同じ病院には何度通ったのか?
 私たちの治療はあくまでも患者さんのお話と、見える範囲での症状から最も可能性のあるものを選択して行うことが多く、1回目から稀な病気を疑ってかかることは過去に同様な病気を診ていない限りないと思います。また医師は全ての病気を診たことがあるわけではありません。したがって、珍しい病気であればあるほど複数回の通院が必要であると思います。逆に複数回通っても駄目な時は、まともな先生であれば治せる可能性のある先生を紹介します。

2. 通った病院の先生を信用していたのか?
最後の先生はインターネットでこの病気の第一人者という評判を確認して通っていたようですからいいとしても、他の先生はあまり信用していなかったようです。それでは、たとえ良い先生にかかったとしても治りません。おそらく、最後に治してくれた先生も、電話帳か何かで調べただけならば治すことは困難だったのではないでしょうか。

永久歯といえども乳歯のようにゆすったりすれば、そのうち抜けそうになる位動揺してきます。不信感から患部を触る(触りすぎる)という行為は治りきらないうちに、かさぶたを剥がすのと同じことなのです。

私たちは、いや、私たちの大半は・・・、まだちょっと多いか?
私たちの多くは、患者さんと治った喜びを共有したいと考えております。
ですから、やむを得ず病院を代える際には気持ちの方もリセットして受診していただきたいと思います。
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12月20日に開業いたしました。
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