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毒舌歯科医の診療室
診療時間の多くを会話に割いてもまだ話足りない男(毒舌らしい)のひとりごと。

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歯科に技術はあるか?

先日、大学の先輩から当ブログへの激励のコメントを頂き、ジャスコですっかり重くなったからだ・・、もといを上げなければと感じました。なんとかもう少し更新(週に1回以上?)したいと思います。

ハリーポッターの翻訳をした方の巨額の申告漏れが新聞に載っているのを見て皆さんはどのように思われたでしょうか。
税金が高すぎるから仕方がないという意見もあるとは思いますが、ハリーポッターを翻訳するという子供たちに夢を与える仕事をする人が、子供たちの未来を奪う様なことはするべきではないと思います。だいたい、数十億も稼いだなら税金の4割も5割も大した問題ではないのではないでしょうか?
ちょうど同じ日の朝日新聞の声欄に、札幌の方の投書がありそこでも団塊の世代の海外脱出について書かれていました。

最近は海外からの勧誘が増えていますが、日本で稼いだ(集めた)お金を海外でばらまかれたのではそれより下の世代はたまったものではありません。また、日本の企業の工場が人件費の安い海外に行くことで、海外にお金と技術が流出することも大きな問題になってくるでしょう。このままでは、日本は資源だけでなく、お金も技術も人材も何も持たない国になっていく様な気がします。もちろん私は経済学を本格的に勉強したことはないので、そんなことはない未来は明るいと言う意見(批判)があれば喜んでお聞きしたいと思います。

今日は世界でも屈指の技術を持つ集団、日本の技工士さんについてお話ししたいと思います。技工士さんとはなんですか?という方もおられるかもしれませんので、簡単に説明すると、患者さんが使う銀歯や入れ歯などを陰で作ってくれる方々のことです。

この技工士さん私が考えるに大きく2パターンに分かれます。
1. 安くて早いことを売りにする。
2. 技術を売りにする。
技工料金の差は治療費には現れませんので、どちらの技工士さんが
患者さんにとって有益かと言えば当然2のタイプの方になります。

ですが以前にお話ししたように近年の医療費の削減により、やむを得ず1のタイプの技工士さんにお願いするケースが増えています。ひどいケースでは中国に依頼している先生もいるようです。

その結果、(優秀な)こだわりをもった技工士さんが保険外(自費の高いもの)だけしかしなくなったり、ひどいときには技工士をやめてしまうケースがでて来ているのです。
ちなみに1のタイプの技工士さんは当然世界レベルではありません。
そんな技工物の問題点は(全て当てはまるわけではありませんが)、
a.全く合わない、入らない。(しょっちゅう作り直しになる)
b.咬み合わせが全く考えられていない。(調整しても上手く噛み合わない)
c.歯と歯の間隔がゆるすぎる(物が良く挟まる)
d.形態が悪い(頬を咬みやすい、物が良く挟まる等の原因)
e.指示通りに作れない(指示の意味が分からないのに確認しないのも含む)
f.汚い、格好わるい(装着した瞬間、患者さんの表情がくもる)
などあげるとかなりの数になります。

このような歯が入るとまちがいなく早い段階で作り直しになります。
すなわち、以前にもお話ししたようにかえって医療費が高くつく結果になるのです。技工士さんが経費を押さえるのと(グレードはあまり変わらない)、技工士さんの経費を押さえるのでは(安い技工所にお願いするのは明らかにグレードが下がる)雲泥の差があります。

けれども、現在の保険制度では安い技工所にお願いしようが、いい加減な物を患者さんに装着しようが関係ありません。診療における報酬は一定なのです。ですから今の所私が考えつく対策としては、患者さんに賢くなってもらおうということしかないのです。医療不信をあおるつもりはありません、むしろその逆で、まじめにやっている医師に患者さん一人一人が正当な評価を下せるようになって欲しいだけなのです。結果として、医療全体の技術の向上につながっていくのではないかと思います。

この次は久しぶりにくだけた内容にする予定です。
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コメント

そちらの文面から推測できますが、とてもご立派な診療をなされているのですね。そんなに保険制度に不満があるのでしたらば、なんでも保険制度のせいにしたり、患者の肩を持ったような偽善者ぶるよりも、保険外のみで自分で病院をやってみてはいかがでしょうか?それでは自分の生活ができなくなるとかでもおっしゃるのでしょうか?それでは、開業資金がたまりませんとかおっしゃるのでしょうか?あなたは保険医でどれだけのことをしているのでしょうか?
文面から推測するに、勤務医の先生ですよね?人の病院で働いている以上、理想は自分で開業なされて、自分の病院の名前をだしてから公に語るのが説得力があると思うんですけど。
こんな技工士??がどうだとかいわれても。。今度は技工士のせいにでもするんですか?
こんな歯医者さんにはかかりたくありません。まったく腹が立ちます。患者に賢くなってもらうとかおっしゃる前に、保険制度をどうこうおっしゃる前に、自分の腕をあげることだけに専念してみたらいかがでしょうか
【2006/08/10 00:26】 URL | めぐ #gE./HRlE[ 編集]
めぐさんへ
 もう2度とこちらのコメントをご覧になることはないかもしれませんが、念のため付け加えさせていただきます。
 今回の内容は、私が大学に勤務していた時代に技工士さんから聞いたことが元になっています。すなわち、私たち歯科医師が技工料金を押さえようとしすぎるがために、技工士さんが大変厳しい環境におかれているということです。大企業が下請けのコスト削減を押し進めたため、中小企業が次々とつぶれていったのと同じです。安い技工士さんが問題というよりは、予算の関係上この位の精度の物しか作れませんという状況に追い込んでしまっていることが問題なのです。そのようには読めなかったということでしたら、私の文章力の無さが招いたことですので、御詫びいたします。
 次にコメントに関してですが、立派な治療はしてません。当たり前のことを、当たり前にしているだけであり、とてもはずかしくて優れた治療をしているとは言えません。ただし、受診された患者さんに対して後ろめたくなる様な治療はしていません。
 日本人の多くが健康で居られるのは、保険制度のおかげであると思っていますのでそれ自体を否定するつもりはありません。けれどもこのすばらしい制度がおかしな方向に改正されるのであれば自分に可能な範囲で行動は起こしたいと考えております。めぐさんは政治に不満があると考えた時、政治家が悪いというだけで投票には行かず、海外生活をしようと考えるタイプでしょうか?
 何もしないよりも、偽善と言われようともその瞬間に関して、良いことをしているのであればそれは「善」で良いと思います。もちろん裏に含みが無ければの話ですが・・・。
 開業に関してはせっかくのアドバイスですが、もう資金調達も完了しております。保険外を勧められる程のお金持ちであるめぐさんにぜひお借りしたかった。私はお金がないので保険外のものを自分の歯に使っておりません。
 このブログは、私の治療が独りよがりなものにならない様にしたいと考え作っております。したがって自分の腕は確かだから患者は黙って口を開けていれば良いという様な診療にするつもりはありません。当然、自分の腕は日々磨いているつもりです。
 一度来ていただければと思いましたが、かかりたくありませんという方を無理矢理治療できる程の腕は今の所無いのが残念です。
 最後に今回のめぐさんのコメントは、こういう様に捉えることも出来るのかという点で大変勉強になりました。腹を立てながらも沢山の適切なアドバイスをいただけて大変感謝しております。今後のブログ作りに役立てたいと思います。また機会がありましたらコメント頂ければ幸いです。
【2006/08/10 03:11】 URL | katsuhisa.y #m95/fhq2[ 編集]
以前、患者だった立場からめぐさんにお伝えしたいことがあります!
先生は本当に患者さんのことを思って治療されていました。その場しのぎではなく、再治療が不要になるように頑張っておられました。説明も丁寧だし、技術に関しても信頼していました。できるなら、一度お会いして実感頂きたいものです。
こういったブログの文章では舌足らずなこともあるかと思います。何かひっかかることがある場合は喧嘩腰ではなく、きちんと質問・意見をなさってはいかがでしょうか。

先生も、喧嘩腰のコメントに対して、イヤミで返すのはどうなんでしょう?
「保険外を勧められる程のお金持ち~」という発言はイヤミにしか聞こえませんよ!
顔が見えないネット上では、お互いに思いやりの気持ちを持って書き込まないと喧嘩になってしまいますよ☆
【2006/09/08 23:33】 URL | ゆうひ #-[ 編集]
ゆうひさんコメントありがとうございます。
イヤミで返すということですが、全くその通りで反省しております。できるだけ感情を抑えて書いたつもりでしたが、落ち着いて見直してから投稿すべきでした。
昔、夜に書いた手紙は情熱的、攻撃的になるので朝読み返してから出した(投函した)方が良いということを聞いて、実際に朝読み返してみたら恥ずかしくて出せなかった事を思い出しました。

ゆうひさんから指摘された部分は、翌日ぐらいから訂正しようか迷っていた部分で、(タブーかもしれませんが)訂正させて頂きたいと思います。
最後に、ゆうひさんのコメントで大変救われました。ありがとうございました。


【2006/09/09 00:46】 URL | katsuhisa.y #-[ 編集]
パスワードを入れてなかったので、修正できませんでした。
コメントを見て不快な思いをされた方、ごめんなさい。
削除してしまうのもどうかと思いますので、そのままにさせていただきます。
【2006/09/12 02:30】 URL | katsuhisa.y #-[ 編集]

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