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毒舌歯科医の診療室
診療時間の多くを会話に割いてもまだ話足りない男(毒舌らしい)のひとりごと。

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医療や介護の正しい姿とは

先日、部分入れ歯が完成した患者さんがおりました。
ちょっとバネが多くなったので、原価率はどのようなものか算出してみようと思ったわけです。

計算したところ、今回の入れ歯で得られた収入は約30000円でした。とりあえず技工士さんに御支払いしたお金が

27000円!

これに、

型取り(2回:トレー+型取り材で1500円位)、


さらに、
石膏のお金、

ほかに、
・・・

赤字だぁー

他の先生にお聞きしても、部分入れ歯は特に赤字になるようです。

最近、毎日のようにニュースでコムスンが取り上げられておりますが、その中で特に違和感を覚えることがあります。

それは、

医療や介護等はボランティア精神を持って、

損得勘定抜きにやってもらわなければ困る


と無責任に発言しているコメンテーターや政治家が多いことです。

何も考えてないとしか思えません。

ボランティア精神までは良いとしても、損得勘定抜きという言葉を政治家が使うのはどうかと思ってしまいます。民間だとコストダウンできるからというのではなくボランティア頼みというのでは、介護制度は丸投げ以外の何物でもないと思います。


最近になってようやく中小介護施設の現状等が報道されるようになって来ましたが、最初から言われていてようにやはり厳しいようです。このような方達は大変ボランティア精神にあふれているはずです。

ボランティアだけだと何がいけないのか
1.仕事として成り立たなければ、担い手は集まらない。
 ボランティアが出来るのは、他に生きていけるだけの収入があるからであって、そういう人に期待するのであれば従事できる人と時間はかなり限られてくる。すなわち、介護を本職に出来る人がいなければ必然的に質は低下する。

2.仕事に甘えが出る。
 もちろん「そんなことはない」というすごい人もいらっしゃるかもしれませんが、大多数の方はそうなるでしょう。私が卒後間もない頃のこと、治療の質を上げるため外でアルバイトをしたいと思っていましたが、なかなか雇ってもらえるところが見つかりませんでした。そこで、上の先生に「ただでも良いのでどこかありませんか?」と聞いた時のこと、傍にいらした師匠に

「ただでも良いというのは自分の仕事に甘えが出るから絶対に駄目だ。少しでも良いから絶対に給料をもらって働け。そしてお金をもらった以上は責任感を持って仕事に当たれ」

と言われたのが今も鮮明に頭に残っています。今はこの言葉の意味がもっと身にしみるようになりました。

例えば,「今日○○さんの家に行く日だったけど、今日疲れてるから休ませてもらおう」
等と考えても不思議ではありません。
ボランティア=やってもやらなくても問題なしというのでは大変危険です。もしかしたら要介護者が家でヘルパーさんが助けにくるのを待っているかもしれません。

揚げ足を取るのではなく、実際にそういう状況になっているのです。

おそらくコムスンも最初はここまで利益のでない仕事だとは思っていなかったのでしょう。そのため足りない利益を手抜きで補うという方法にでたのではないでしょうか。もちろん、コムスンをフォローするつもりはありませんが、どうせなら他のがんばって介護をしている人たちの為に、記者会見等で介護がどれだけ厳しい状況にあるか訴えて欲しかったと思いました。(歯科よりももっと厳しいのではないでしょうか)
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